有明アリーナ(メイン)で行われた東京Uのホーム試合
バスケットボールBリーグ3部(B3)第14節となる東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(東京U)と金沢武士団(金沢)のGAME1が14日、東京・江東区の有明アリーナ(メイン)で行われ、東京Uが金沢を84―69で破り、メインで初勝利を飾った。
5,384人が来場したコートでは熱い試合が繰り広げられた
「SUNTORY Presents【TUBC fes】New Year Home GAME 2023~有明、祭典。~」として行われた14日の試合に、5384人が来場。東京Uは昨年10月9、10日に同アリーナ(メイン)で行ったホーム開幕2連戦(vsさいたまブロンコス)で連敗を喫したことから、メイン初勝利を飾るために試合前から気合を入れた。
第1Q開始直後、金沢に0―8とリードを許した東京Uは、すかさずタイムアウトを選択。その後、マイケル・クレイグの3点シュートを決めてから試合が動き出し、18―14で第1Qを終了。
しかし、第2Qはペースを掴めない試合展開となり、金沢に逆転を許し、32―33で前半を終了した。
ハーフタイムを挟み、後半の第3Qは川島蓮が3点シュート2本を含む8得点を挙げる活躍を見せ、29―14と東京Uは逆転。第4Qも金沢の猛追を受ける中、東京Uのディフェンスで何とか凌ぎ、84―69と金沢を破り、メインアリーナ初勝利を飾り、ホーム開幕2連戦の屈辱を晴らした。
川島はキャリアハイとなる20得点を挙げ勝利に貢献
攻守に渡る活躍で4本の3点シュートを含むキャリアハイとなる20得点を挙げた川島が、この試合のMVPを獲得した。川島は3年前まで学校で教員をしていて、プロになりたい!という思いがあり、学校を辞めて、会社員をしながらアマチュアの地域リーグでバスケットボールを続けて、昨年6月に東京Uのトライアウトを受けて合格を手にした苦労人だ。「前半は苦しい時間だったんですが、全員で頑張って戦えて、最後自分たちのシュートが入って勝つことができました。明日も厳しい戦いとなると思いますが、全員バスケットで戦って、自分はハードワークで変わらずやって、たくさんのお客さんに応援してもらえるように頑張っていきたい」と、MVP受賞の喜びとともに、あすの試合に向けて気合の籠ったコメントを寄せた。
MVP受賞の川島にサントリー「DA・KA・RA」1年分が贈られた
試合後、早水将希ヘッドコーチは「この大舞台でバスケットボールができること、それも対戦相手がいてゲームが成り立つことなので、本当に金沢武士団さんと試合ができて良かったと思います。金沢さんは他のチームとスタイルが違うバスケットで前半から苦しめられましたが、後半自分たちがやることにしっかりとフォーカスでき、ディフェンスで勝ち取った勝利だと思います。69点に抑えたことは非常に良いことですし、ディフェンスから得点をとれたということがうちのスタイルとして後半よくできたことだと思います。前回、このメインでのホーム開幕戦で悔しい思いをしました。今回、皆さまの前で勝利できたこと、非常に嬉しく思います。本当に声援が力になっています。そのおかげで勝てたと言っても過言ではありません。また、明日も一緒に戦ってください。宜しくお願いします」と、メインでの初勝利を素直に喜ぶコメントを送った。
あす15日の金沢とのGAME2に向けて「今日、有明アリーナのメインで勝つことができました。2連勝のチャンスを掴みました。先ほども言いましたが、僕たちだけでなく、ファンの皆さん、関係者の皆さん、全員で一丸となって勝ちたいと思いますので、応援宜しくお願いします」と、メインアリーナでの連勝に向けて、力強い言葉で意気込みを伝えた。
様々なオープニングセレモニーを来場者たちも一緒に参加
オープニングセレモニーで演奏した深川福住太鼓
会場をダンスで盛り上げたUNITE DANCERS
サブアリーナでは車いすバスケットボールの体験会も開催