
チーム状態が苦しい東京Uの中、副主将の川島蓮の躍動感あふれる攻守にわたるプレーで会場を沸かせた
男子プロバスケットボールBリーグ3部(B3)2025-26シーズン第5節、東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(TUBC、以下=東京U)と徳島ガンバロウズ(以下、徳島)とのホームゲームGAME2が10月28日、東京・江東区有明の有明アリーナ(サブ)で行われ、59―74で東京Uが徳島に敗れ、ホーム試合6連敗を喫し、初白星をまたしても手に入れることができなかった。

平日昼間の開催となった徳島とのGAME2で、東京Uのマスコット・ユナイトが江東区内の保育園児約200人をお出迎え
前日(27日)に続いて有明アリーナ(サブ)で行われた徳島とのホームゲームは、今季最初で最後となる平日昼間の開催となったが「ハロウィンデー」ということで、選手をはじめ、来場者の多くが仮装をして試合とともにハロウィンを楽しんだ。
昨年まで徳島に在籍し、今季から東京Uに移籍してきたケンドリンク・ストックマンJr(以下、KJ)が、3本の3点シュートを含む13得点に4アシストと活躍し、東京Uのホーム初白星まであと一歩のところまで攻めたが、現在、B3首位に立つ徳島の攻守の勢いを止めることができず、63―75とGAME1で勝利を手にすることができなかった。

東京Uの徳川慎之介は身体を張った攻守のプレーで7得点、2アシストの活躍を見せた
この日のGAME2は、平日昼開催という江東区内の約200人の保育園児らが来場し、熱い青援を送る中、東京Uは第1Qからホーム初白星を目指して、序盤からエナジー全開でプレー。リース・ヴァーグの3点シュートを皮切りに、徳川慎之介が5得点、川島蓮が3点シュートを含む5得点など、徳島を4本の3点シュートを含む18得点に抑えて、第1Qを東京Uが26―18の8点リードで終了した。

東京Uのリース・ヴァーグは前日のGAME1が13得点、GAME2でも12得点を挙げる活躍を見せた
続く第2Qに入ると、東京Uのオフェンスのリズムが崩れ、川島蓮、KJ、徳川慎之介、リース・ヴァーグが各2点、計8得点しか挙げられない中、徳島が3点シュートを含む16得点を挙げ、前半を終了し、34―34の同点となった。

12得点&14リバウンドの活躍を見せた東京Uのハイデン・コヴァル
ハーフタイムを挟み、第3Qに入ると両チームが得点を挙げてシーソーゲームの展開となる中、徳島は得意とする3点シュートを5本決めて23得点を挙げる。一方、東京Uもホーム初白星に向けてエナジーの入ったプレーでハイデン・コヴァルが8得点、川島蓮が7得点を挙げるなど19得点を挙げるが、4点のリードを与えて53―57で徳島とのGAME2は最終第4Qへ。

第4Qで2得点を挙げて、徳島とのGAME2でチーム最多の16得点を挙げた川島蓮
第4Qに入ると、好調をキープする徳島と、波に乗れない東京Uとのチーム状況がプレーに現れた。徳島は3点シュートは2本だったが、フリースローを確実に決めて17得点を挙げたが、東京Uは川島蓮、ハイデン・コヴァル、リース・ヴァーグが各2点シュートの計6得点と徳島に追いつくことができず、GAME2は59―74の15点差をつけられて、東京Uは前日に続いて連敗を喫し、ホーム初白星はまたしでもお預けとなった。
試合後、有明アリーナ(サブ)で行った徳島とのホーム試合GAME2を振り返った。

連敗ストップ、そして、ホームでの初白星に向けて、指揮を執った東京Uの橋爪純ヘッドコーチはブースター&ファンにリベンジを約束
MC竹本――徳島とのGAME2も第3Qまで非常に惜しい展開が続きましたが、第4Qで離される展開となりました。今日の試合いかがでしたでしょうか?
橋爪HD――本日もご青援ありがとうございます。立ち上がりは、凄くエナジーが出せていたんですけど、最後の所でうちの体力というか、エネルギー切れだったのかな。凄くそこがもったいなかった。そこが今日の敗因かなって思います。
MC竹本――特に第4Qですが、徳島さんは気持ちよくショットが打てている。一方でTUBCはタフショットが多い。このあたりは、どのあたりに差がありますでしょうか?
橋爪HC――徳島さんは徹底して、しっかり自分たちのシュートを打つことが出来ていたのですけど、うちは、ボールが回らなくなったり、苦しくなった時に、個で打開しようとしがちだったので、オフェンスの所が分かれ目だったのかなって思います。
MC竹本――現在、リーグでトップを走るチームと連戦が続いています。今後も、こういう展開が予想されます。どのように対策されますか?
橋爪HD――相手がどうこうというより、まずは自分たちが強い気持ちを持って40分間、2日間で80分間戦うってことを徹底できないと。うちのチームとしては遂行力がないと思うので、まずは練習をハードにやって、体力もしっかりつけて、80分間戦い抜くことを、もう一度、徹底しないといけない。まだ序盤ですが、後半戦以降も含めて、そういう体力作りも含めてやっていかないと。個で打開するというよりかは、チームでディフェンスをしっかりやる、オフェンスのところは、チームでいいシュートを打つってことをやり続けることで、自分たちの勝利が見えてくると思う。それが、ここ数試合できていない部分が大きいので、それを早く修正できるようにしていきたい。
MC竹本――次の試合に向けてファンの皆さんにメッセージをお願いします。
橋爪HD――次は、しながわさんとのアウェイゲーム。江戸川区総合体育館で行いますが、江東区からも近い所ですので、また皆さん足を運んでいただいて、ご青援をしていただけたら嬉しい。選手みんなもエナジーを出して戦いますので、ご声援のほどよろしくお願いします。

1勝7敗と今季のスタートダッシュが上手くいかなかった東京Uは11月に入れば必ずや調子を上げていくはず!
東京Uの次戦は、11月1日(試合開始16時)、3日(同・17時)に江戸川区総合体育館で行われるしながわシティBCとのアウェイゲーム。江東区の隣にある江戸川区でのゲームだが、中々波に乗れない東京Uに青援、そして、エナジーを送ろう!