TOP CONNECT(本社・東京都中央区)が主催する「第5回TOP CONNECTレディース」(賞金・賞品総額400万円)が7月26日、千葉・市原のGOLF5カントリーオークビレッヂ(6128ヤード、パー72)で行われ、6バーディー、2ボギーの4アンダーの68で河村来未(かわむら・くるみ)選手(21)が優勝し、優勝賞金20万円と協賛各社から総額30万円相当の賞品が贈られた。
今回で5回目の開催となる大会は、20~30代の将来有望な女子ゴルファーたちにプレーする機会を提供しようと、昨年から開催されたもので、第5回大会はGOLF5が特別協賛し、46人の女子選手と協賛各社からのゲストプレーヤーが参加。今回で3回目の出場となる河村選手は「初出場で3位、前回が2位と、今回は優勝を目指していたので、とても嬉しいです」と、初優勝を笑顔で喜んだ。
優勝した河村選手が、今大会に強い気持をもって出場した理由がもう一つあった。「(日程が延期されて)6月に行われた2020年度のLPGA最終プロテストで、1打足りずに不合格となったんです」と、悔しい気持ちを切り替えて、10月から始まる2021年度の2次プロテストに向けて練習をする中、河村選手は悔しい気持を力に変えて、優勝を掴んだ。
表彰式後、河村選手は「このコースは結構回ったことがあり、難しいことは知っていたので、安全な方を狙って、INを良いスコアで回れたので良かったです。基本的にピンをガンガン攻めるタイプではなく、安全に守りのゴルフをするのが私のスタイルです。プロテストに合格したら、少しずつシード、そして優勝狙っていきたいですね」と、女子プロゴルファーとして活躍するイ・ボミ選手を目標に、21歳の女子ゴルファーがプロを目指して挑戦していく思いを伝えた。
大会主催者のTOP CONNECT代表取締役社長の内田雅章氏は「この大会はスコアも大事ですが、女子ゴルファーの皆さんに、また参加したいと思っていただける大会にしたいですし、協賛各社の皆さんには、また協賛したくなるような大会にしていきたいと思います」と挨拶した。
最後に、11月10日に次回開催の会場となるイーグルポイントゴルフクラブの平野岳史代表取締役社長は「先日、JLPGAのトーナメントが開催されましたが、ティーグラウンド、ピンポジション、ラフの長さを最終日とほぼ同じセッティングにして、プレーをしていただきたいと思います。厳しいかもしれませんが、参加する選手たちは女子プロゴルファーを目指している訳ですし、皆さまのこれからの将来に期待しております」と、女子選手たちに特別なプレゼントを用意すると話した。