社会人ゴルフ選手権北海道大会詳報

内閣総理大臣杯第51回日本社会人ゴルフ選手権北海道大会
兼第15回北海道社会人ゴルフ選手権

……………《3日》……………
北広島市 クラークCC(6949ヤード、パー72)参加60人

58歳小林 初出場V

小林(左)は北海道ゴルフ連盟・星野敏彦競技委員長からトロフィーを受け取る

強風の中(73)
初出場の小林敏明(58=サンドルフィン)が3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの73で回って頂点に立った。強い風が吹く難条件。風を読み切った一打が勝利を決めた。
最終9番(インスタート)のパー4。残り160ヤード地点で抜いたのは、距離だけで考えれば大きい番手の3番ユーティリティーだ。「もろのアゲンスト。キャディーさんと話して“2、3番手は上げた方がいい”と」。カップ左3メートルに乗せ、「今日はよく入ってくれた」というパターでバーディーを奪った。
ドライバーの平均飛距離は230~240ヤードで「飛ばない分、ユーティリティーやフェアウエーウッドを人より練習する」。日頃の努力で17年日本シニア選手権5位、ホームコースのザ・ノースCCのクラブチャンピオン9度など実績を重ねてきた。「65歳までは競技で頑張る」と考えており、コロナ禍で大会中止が相次いだ今年は歯がゆい日々を過ごす。「早く大会が普通にできるようになってほしい」と願っていた。

優勝した小林の1番ティーショット
2位タイの森木
2位タイの浅原

全国大会出場者の声

▼2位 森木章年 昨年は腰の不調で途中棄権した。全国大会に行くためのゴルフをした。スイング改良中の今の調子を考え、抑え気味にいったのが良かった。
▼2位 浅原卓二郎 この大会での最高順位で、出来過ぎなぐらい。全国大会は4度目になる。頑張ります。
▼4位 佐藤慶太 11年に優勝した後、平日の大会なのでなかなか参加できなかったが、今回はチャンスがあった。宝塚GCは名門の素晴らしいコースで楽しみ。
▼4位 戸沢康人 風が強く「我慢して」という目標で回った。無理しないでプレーできた。全国のレベルの高い人たちとのプレーは楽しみ。
▼6位 藤田正義 初めて参加した。上がりがボギー、ボギー、ボギー。悔やまれる内容だったが、全国大会での上積みに期待している。

大会結果